シーフル・ニュース 2022年12月29日号

2022年・年末のご挨拶

LTSports をご利用の皆様へ、本年もありがとうございました

※ 下記は、ソフトウェアのアップデート時などに不定期にLTSportsをご利用いただいているお客様にBCCで一斉メール配信している内容の転載となります

 

いつもお世話になっております。
また、今年もLTSports をご利用いただきありがとうございました。

コロナでの制約が続く厳しい条件の中、皆様の1年はいかがだったでしょうか?

弊社では、昨年から引き続きご利用いただいたお客様に加え、今年も新しくお客様を迎えることができました。皆様に、LTSports をご利用いただいて、今年もたくさんのイベントを開催いただき、良い1年を過ごすことができました。

 

さて、今年も、私の中で、心に残った事柄がいくつもありました。その中の2つをご紹介させていただこうと思います。

1つめは、LTSports のご契約を最初に締結いただいたお客様である北海道の羽幌町です。今年の夏、久しぶりに訪問いたしました。

羽幌町では、夏に目標タイム宣言制の「オロロンライン全道マラソン」と、秋に通常のタイムを競う「おろちゃんマラソン」という大会を開催しています。町の教育委員会の職員自らが、自動計測機を使った計測業務を担当されている大会で、役所の職員が自動計測を行うという、このようなケースは、日本でも珍しいのではないかと思います。

LTSports を導入する以前は、手動計測で、しかも、目標タイムと実際のタイムの差を計算して順位付けを手作業で行われていたようです。そのようなことが得意ないわゆる「職人さん」がいたおかげで、何とか目標タイム宣言制のマラソン大会ができていたのですが、その「職人さん」の手が借りられなくなったタイミングで、「俗人化しないサステイナブルな町のマラソン大会実施・継続を」ということで、自動計測を導入されています。

コロナ禍で3年ぶりの開催ということで、「運用できるか心配」という声を担当の大西様からお聞きして、それだったらといことで夏休みの家族旅行を兼ねて、マラソン大会の日程に合わせて訪問することにしたのです。

夏の大会が中止となったとき、「秋の『おろちゃんマラソン』は開催したいです」と意気込みを語ってくれた

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夏の大会が中止となったとき、「秋の『おろちゃんマラソン』は開催したいです」と意気込みを語ってくれた

ところが、残念ながら、開催直前に、大会の重要な役割を担う方が、コロナになってしまったということで、大会は中止になってしまいました。おかげで、と言ったら語弊があるかもしれませんが、4度目の訪問で、初めてゆっくり羽幌町を観光できました(天売島に行きました。とても良いところでした)。

秋の「おろちゃんマラソン」は、私は訪問することができませんでしたが、電話でのサポートのみで、無事開催されました。弊社としては、町の皆さんが楽しんで健康づくりができる環境が、町の手で作られていることが実感でき、むしろ、良かったと感じています。

私が訪問した大会が中止になり、私が行かなかった大会が無事開催されたということで、強く心に残りました。

※※

もう1つは、一般社団法人スポーツツーリズム沖縄が計測担当をされた「尚巴志ハーフマラソン」です。

5,000人規模の大規模大会でLTSportsをご利用いただくのは初めてでしたので、事前サポート、当日サポートをみっちりとやらせていただきました。事前の計測タグ付きのナンバーカード送付で、当日受付業務を無くしたり、WEB記録証・インターネットのリアルタイム速報を実施したりとチャレンジングな内容となりました。

尚巴志ハーフマラソンのスタート

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尚巴志ハーフマラソンのスタート

計測業務は、大会運営のほんの一部でしかありません。しかし、マラソン大会で記録が出ないということは、大会として成り立たないということになります。したがって、計測業務の成功が、大会成功かどうかを判断するのに大きなウェイトを占めていると考えています。さらに計測業務を担当した法人は、主催者と一心同体のような大きな責任を伴います。

5,000人規模の大会を実施するには、地域住民の理解がないと実施ができません。コロナ禍にあっては、なおさらのことです。大会は、3年ぶりの開催となりましたので、大会主催者の努力に報いないと、という想いが、私の中に強く宿りました。その結果、かなり立ち入ったところまでアドバイスをさせていただきました。

尚巴志ハーフマラソンの計測の様子

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尚巴志ハーフマラソンの計測の様子

厳しく、しつこいアドバイスに、おそらく担当の仲嶺様は、嫌になったのではないかと思いますが、ご容赦いただければと思っています。

弊社の方も、この大会を LTSports で実施するにあたり、絶対に「5,000人の大会でも、安定的なシステム提供を行う」ことをミッションとして掲げておりました。たとえば、参加者を想定の倍のキャパシティを見込んで、実際のデータに近い1万人のシミュレーションデータを流して本番さながらのテストを、事前に実施いたしました。大会当日は、そのテスト結果に照らして十分なキャパシティのサーバー群を用意し、無事サービスを提供することができました。

LTSports で、5,000人規模の大会を扱うのは初めてでしたが、沖縄を本拠地とする法人が5,000人規模の大会の自動計測を行うということも初めてだったようです。

他県の計測業者に頼らない、地域に根付くマラソン大会の自動計測、計測の地産地消という理想の形に、また一歩近づけたということを感じ、「尚巴志ハーフマラソン」の成功は、私の心の中に強く刻まれました。

※※※

年末のご挨拶ということで、今年特に印象に残った2つの事例のみをご紹介させていただきましたが、それ以外にも、遠路はるばる埼玉県本庄市の倉庫まで来ていただき、熱い想いを語ってくれたお客様の姿や、現場サポートに入って見させていただいた、参加者の笑顔を作るイベントを懸命に運営されている姿も印象に残っています。

また、LTSports の管理画面、リモートミーティング、電話を通してのみでしかサポートをしていないお客様も多数いらっしゃいます。そんなお客様も、同じようにイベントを開催されているのだろうと、いつも思いを巡らせながら、LTSports の管理・サポートをしています。

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実は、今年、LTSports のお客様になっていただいた方々のイベント運営を拝見させていただいたり、担当者の声を直接お聞かせいただこうと計画をしておりましたが、ほとんど実現ができませんでした。

来年こそは、と考えておりますので、よろしくお願いいたします。

最後に、もう一度。今年も、LTSports をご利用いただき、ありがとうございました。

来年の皆様の、さらなるご活躍を祈念しております。
それでは、来年も、また、よろしくお願いいたします。

 

シーフル株式会社
代表取締役 廣世 丈